成人の頭囲、大きいほどがんリスク高い　大腸がん、前立腺がんで顕著にリスク上昇

　出生時の頭囲は小児脳腫瘍などの発症リスクと関連することが知られているが、成人の頭囲も発がんリスクの有意な予測因子になる可能性が示された。中国・Ｔｈｅ　Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ　ｏｆ　Ｈｏｎｇ　ＫｏｎｇのＳｕｈａｓ　Ｋｒｉｓｈｎａｍｏｏｒｔｈｙ氏らは、香港の前向きコホート研究のデータを用いて成人の頭囲と発がんリスクとの関連を検討した結果、頭囲が大きい者ほどリスクが高く、特に大腸がんと前立腺がんで顕著だったとＣａｎｃｅｒ　Ｃａｕｓｅｓ　Ｃｏｎｔｒｏｌ（ ２０２５年２月６日オンライン版 ）に発表した（関連記事「 赤ちゃんヘルメット、位置的頭蓋変形は矯正すべき？ 」）。

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　解析対象は、香港の前向きコホート研究Ｈｏｎｇ　Ｋｏｎｇ　Ｏｓｔｅｏｐｏｒｏｓｉｓ　Ｓｔｕｄｙの参加者のうち、２０１５～１９年に頭囲を測定し、測定時点でがん既往歴のない２７～９６歳の１，３０１例（平均年齢５７．８歳、女性７９．３％）。全例をがん診断、死亡、２０２４年１月１５日（研究終了）のいずれか最も早い時点まで追跡し、がん全体および部位別のがんの発症リス

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