［医療ルネサンス］チックの悩み＜５＞医師と課題整理し対処法

投稿日 2025年3月11日 05:00:00 （医療総合）

◇Ｑ＆Ａ

東京大学病院こころの発達診療部准教授　金生由紀子さん

１９８４年、東北大卒。東大病院、北里大大学院助教授などを経て、２０１０年から現職。ＮＰＯ法人・日本トゥレット協会会長。日本小児神経学会の小児チック症診療指針には外部委員として作成に関わった。

　チック症やトゥレット症の治療や必要な支援について、東京大学病院こころの発達診療部准教授で、児童精神科医の金生由紀子さんに聞いた。

　――チック症とは。

　「自分の意志とは関係なく体が動いたり、声が出たりする病気です。まばたきや首を振るなどの『運動チック』と、せきばらい、鼻や喉を鳴らすなどの『音声チック』に大きく分けられます。『バカ』など不適切な言葉を発

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