ｉＰＳ細胞使い１型糖尿病の治験手術１例目実施、術後経過は良好…京都大病院

投稿日 2025年4月14日 19:27:00 （医療総合）

　京都大病院は１４日、人のｉＰＳ細胞（人工多能性幹細胞）を使って重い１型糖尿病を治療する治験で、１例目の手術を実施したと発表した。患者の術後経過は良好で、現在は退院し外来で経過観察を続けているという。

　この病気は通常、患者は毎日数回のインスリン注射を行う。血糖値の上下が激しい重篤なタイプでは、血糖値のコントロールがうまくいかず低血糖になって意識を失い、死亡する危険性もある。

１型糖尿病患者に対する治験について説明する京都大の矢部大介教授（中央）（１４日午後、京都市左京区で）＝川崎公太撮影

　治験は、京大の矢部大介教授（糖尿病・内分泌・栄養内科）らが計画。健康な人のｉＰＳ細胞から、膵臓で血糖値を抑えるインスリンを放出する 膵島（すいとう） 細胞を作り、数センチ四方のシートに加工したものを、患者の腹部の皮下

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