［医療ルネサンス］ギャンブル依存症＜４＞自助グループで悩み語る

投稿日 2025年4月16日 05:00:00 （医療総合）

「ＧＡにつながってからやめるために前向きに頑張ることができた」と話す男性（手前）

　嫌なことを忘れられ、気持ちが満たされた――。

　横浜市に住む男性（３５）は大学の医学部１年生だったとき、初めて入ったパチンコ店での感覚を鮮明に覚えている。当たりが続き、大物になったような高揚感が心地よかった。パチンコ台の前に座っている間は、友人付き合いがうまくいかない悩みも忘れられた。

　だが、それで悩みが消えるわけではない。２年生になると疎外感が強まり、約２か月間、大学に通えなくなった。朝からパチンコ店に通い、親からの仕送りもつぎ込んだ。定期試験が迫ると気持ちが落ち込み、家にこもった。

　「どうやったら死ぬことができるか、毎日考えていた」。精神科で双極性障害（そううつ病）と診断され、約３か月入院した。しかし、交際相手との破局などをきっかけに、パチンコに一段とのめり

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