「サウナでアルコールが抜ける」　SNSの書き込みは本当？…安全に楽しむために知っておきたいこと

　新年度になりました。学校や職場で新しい友達や同僚と親睦を深めるために、一緒にサウナ浴を楽しむこともあるかもしれません。しかし、サウナ室の壁や床は高温ですし、水風呂の周辺はぬれて滑りやすいです。けがに注意して楽しんでください。

　消費者庁の昨年６月の発表によると、同年４月までに同庁が把握したサウナ浴に関する事故は７８件で負傷した人は８２人でした。事故の内訳は、「やけど」が３１件、「切り傷・擦り傷など」が２４件、「打撲・骨折」が１４件でした。

　けがの程度は１～２週間の治療が必要な人が多かったということです。具体的には「むき出しの電球に背中が当たってやけど」や「ドアが当たって足の爪が剥がれた」といったケースがありました。

　私も、高温になったサウナの壁を無意識で触れて手をやけどしましたし、湿度が高い「ミストサウナ」で、天井から熱せられた水滴が背中に落ちてきて痛みを感じたこともあります。

　サウナ浴の注意点について、東京都市大の早坂信哉教授（温浴医学）に話を聞きました。特に▽水風呂につかる前にぬるいシャワーを浴びて急激な温度変化を避ける▽高温になる貴金属類は外す▽汗をかき始めたり、 動

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