阪急阪神ＨＤ元社長の角和夫氏が死去…ホワイトナイトとして戦後初の大手私鉄の経営統合主導

投稿日 2025年5月7日 10:07:00 （医療総合）

　阪急阪神ホールディングス（ＨＤ）で社長、会長を歴任した角和夫（すみ・かずお）氏が亡くなったことが７日、わかった。７６歳だった。角氏は昨年１２月、「健康上の理由」から、同社トップを退任していた。

角和夫氏

　兵庫県出身。早大政治経済学部を卒業後、１９７３年に旧阪急電鉄（現阪急阪神ＨＤ）に入社した。２００３年、バブル期の不動産投資の失敗を受けた経営刷新の一環として、５４歳で社長に就任。

　０６年、村上世彰氏率いる「村上ファンド」による阪神電気鉄道株の買い占めに対し、阪神側の買収防衛役として「ホワイトナイト（白馬の騎士）」に名乗りを上げ、戦後初となる大手私鉄同士の経営統合を主導した。

　阪急、阪神のライバル２社が経営統合し、同年に始動した阪急阪神ＨＤの初代社長に就き、その後２０年近く、グループトップとして、手腕を振るった。

Source: y

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