生活困窮が理由で受診遅れ死亡、全国で４８人…生活保護への偏見根強く申請にためらいか

投稿日 2025年6月26日 13:45:00 （医療総合）

　長野県民主医療機関連合会は、県内の同連合会に加盟する医療機関で２０２４年、生活困窮などを理由に受診が遅れて亡くなったと推定される人が５人いたと発表した。早期に受診していれば助かった可能性があったといい、県民医連は「氷山の一角だ」としている。

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　今回の事例は、同連合会の全国組織・全日本民医連が２４年１～１２月、６９２の加盟医療機関を対象に行った調査で判明。全国で亡くなった人は４８人いた。県内では６医療機関のうち、２医療機関で死亡例があった。

　県民医連によると、県内の５人は６０～８０歳代の男性。４人が無職、１人が非正規雇用。収入は年金か、就労と年金で、月収は１５万円未満だった。受診後に生活保護や無料低額診療の利用につながったケースもあったが、いずれも手遅れだったという。

　生活保護の基準以下で暮らしながら利用につながっていない人がいることにつ

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