ブタの腎臓の「異種移植」、早ければ２７年から国内で治験…明治大発ベンチャーが計画

投稿日 2025年10月11日 22:36:00 （医療総合）

　明治大発の新興企業ポル・メド・テック（川崎市）は１１日、遺伝子改変したブタの腎臓を腎不全患者に移植する「異種移植」の治験を、早ければ２０２７年から国内で実施する計画を進めていることを明らかにした。

臓器移植用のブタを妊娠した母親ブタ（ポル・メド・テック提供）

　名古屋市で開かれた日本移植学会総会で、同社創業者の長嶋比呂志・明大専任教授が明らかにした。同社は、人間への臓器移植用に米バイオ企業が開発した遺伝子改変ブタをクローン技術で増やし、飼育している。

　米国では、この企業などが遺伝子改変ブタの腎臓を腎不全患者に移植する臨床試験を始めており、２６年末までに６件が完了する見込みだ。ポル・メド・テックは米国の臨床試験データを基に、２７年に異種移植を再生医療として国に承認申請する方針。承認に国内のデータが必要と判

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