［達人の養生訓］心不全予防　１日７０００歩超目標

投稿日 2025年11月2日 05:00:00 （医療総合）

　医療の各分野で実績のある６０～８０歳代の「シニア・エキスパート・ドクター」がシニア層に役立つ情報や自らの健康法を紹介する「達人の養生訓」。今回は、足のむくみや息切れなどの症状に始まり、悪化すると命に関わる心不全を取り上げます。

血圧、体重確認　兆しつかむ

　心不全は、心臓の働きが悪くなって全身に十分な血液を送れず、息切れやむくみ、 動悸（どうき） などの症状が出る病気の総称で、国内の患者数は推計約１３０万人。肥満症や高血圧などの生活習慣病は悪影響を及ぼします。心臓に栄養を送る冠動脈が詰まることなどで起こる心筋 梗塞（こうそく） や弁膜症、不整脈といった心臓病につながる場合もあります。これらが進行すると心臓の機能が弱まり、心不全に至ります。

　発症すると、健康な人が気にならない程度の動作でも息切れしたり、疲れやすくなったりすることがあり

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