ヒジキで「海のグラノーラ」

　三重県明和町の海藻加工販売業「辻丈蔵商店」が、ヒジキを使った新商品「海のグラノーラ」を開発し、販売している。

新商品「海のグラノーラ」

　「伊勢ひじき」の産地として知られる同町には加工所が６社あるが、コロナ禍で外食、給食、土産品の販売が低迷し、どこも売り上げが減少。危機感を抱いた社長の辻丈彦さん（４９）が知り合いの料理研究家でフードコンサルタントの長谷川希さん（４３）に依頼し、２月から開発を進めていた。

　長谷川さんは３０、４０歳代の女性を対象にアンケートを実施。ヒジキは認知度が高い一方、「水で戻すのが面倒」「煮物以外の調理法がわからない」との理由から、調理済みの総菜以外、ほとんど購入されていないことがわかった。

　このため、全く新しい食べ方を提案しようと、６種類のメニューを考え、６月に試食会を行った。おからとヒジキのメンチカツ、ヒジキ入りのみそ

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