RSウイルス感染症　症状は発熱、せき、鼻水　呼吸困難やぜんそくを起こすことも…妊婦向けワクチンも登場

　 Ｑ 　ＲＳウイルス感染症は子供がかかるイメージがあるね。

　 ヨミドック 　国内では年に１２万～１４万人の２歳未満の乳幼児が医療機関で診断を受けているとされ、２歳までに１度はかかるといわれます。

　発熱やせき、鼻水が出るなどの風邪症状で済む場合も多いですが、生後６か月以内や低体重で生まれた乳児、心臓や肺に病気がある子供は重症化しやすいです。呼吸困難を起こすこともあり、症状がいったん治まった後にぜんそくになる子供もいます。大人になっても繰り返し感染することがあります。

　 Ｑ 　大人の場合は、どんな持病がよくないの？

　 ヨ 　心臓や肺に基礎疾患がある場合は、肺炎などの重症化につながりやすいです。健康な人は、小学生から６０歳代ぐらいまでは通常は軽症ですが、ウイルスに対する抵抗力が落ちる高齢者、特に７５歳以上は注意が必要です。

　 Ｑ 　感染したらどうしたら良いの？

　 ヨ 　インフルエンザなどと違って特化した治療薬はありません。せきがひどい場合は、せき止め薬が処方され、息苦しい場合

続きを読む