国内初のマルミミゾウ出産へ、地元カープも応援…検査機器贈りＣＦで新井監督呼びかけ

　広島市の安佐動物公園で飼育されている絶滅危惧種のマルミミゾウが国内で初めて妊娠した。出産や成育の環境整備に向けたクラウドファンディング（ＣＦ）には約１７００人から目標額を上回る２５００万円近くが集まっているほか、地元のプロ野球・広島東洋カープも検査機器を贈るなど応援の輪が広がっている。（広島総局　柴山倫太朗）

出産を控えるマルミミゾウのメイ。安佐動物公園では初めてのゾウの出産となる（広島市安佐北区で）

　妊娠したのは、２００１年に西アフリカのブルキナファソから来園したメスの「メイ」（推定２６歳）で、出産は８～１０月の予定。

　市から同公園の管理、運営を委託された公益財団法人「市みどり生きもの協会」は約１０年前から、同じくマルミミゾウを飼育する隣県の秋吉台自然動物公園サファリランド（山口県 美祢（みね） 市）と繁殖に向けた協議をスタート。オスゾウ専用のゾウ舎を建設するなどし、２２年にサファリランドからオスの「ダイ」（推定

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