［子育てＱ＆Ａ］鼻のかみ方　小刻みにそっと…大阪はびきの医療センター医師　川島佳代子さん

　寒くなると、鼻水が出やすくなります。しっかり鼻をかまないと、感染症や中耳炎の原因になることもあります。大阪はびきの医療センター（大阪府羽曳野市）医師の川島佳代子さん＝写真＝に正しい方法を聞きました。

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　空気中の細菌やウイルス、アレルギー物質などの異物が鼻の中に侵入したとき、体外に排出しようと粘液が分泌されるのが鼻水です。早めに鼻をかんで清潔な状態を保っておかないと、インフルエンザなどの感染症や急性副鼻腔（びくう）炎になる恐れがあります。鼻が詰まって口呼吸になれば、喉や気管支を痛める原因にもなります。

　個人差はありますが、ひとりで鼻をかめるようになるのは２、３歳からです。それまでは市販の吸引器などを使って、親がきれいに吸い取るようにしてください。

　片方の小鼻を押さえ、もう一方からそっと息を吐き、小刻みに鼻水を出すのが正しい鼻のかみ方です。鼻先にティッシュを垂らし、鼻息で揺らす練習をすると感覚をつかみやすいでしょう。「拭き取る」のではなく、「残さず出し切る」イメージです。初めのうちはうまくできなくても、焦らず、気長にサポートしてください。

　強くかむ

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