ファイザー製ワクチン接種、対象年齢を「１２歳以上」に引き下げへ

　米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの接種対象について、田村厚生労働相は２５日の閣議後記者会見で、対象年齢を「１６歳以上」から「１２歳以上」に引き下げる考えを示した。

　厚労省は２８日の審議会で、同社から提出された臨床試験のデータを基に、ワクチンの取り扱いを規定する添付文書の改訂を判断する。田村厚労相は「有効性や安全性がしっかり確認されれば、添付文書の改訂を検討する」と述べた。改訂後、審議会で議論の上、予防接種法上の接種対象が見直されれば、１２～１５歳も公費負担の対象となる見通し。

ファイザー製のコロナワクチン

　米食品医薬品局（ＦＤＡ）は今月、同社のワクチンについて、緊急使用許可の対象を１６歳以上から１２歳以上に引き下げていた。カナダも、１２歳以上への使用を承認している。

　国内で２４日に接種が始まった米モデルナ製は、１８歳以上を対象としている。

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