お迎えにきた義父母の車にチャイルドシートがない…乗車を断れますか？

　前回、交通事故による死傷者は毎年減少し、対策が有効に機能しているとお話ししましたが、２０２１年の交通事故による２４時間以内の死者数は２６３６人となっており、いまだに課題は山積しています。

イラスト：高橋まや

　２０２０年の人口動態統計をみると、０～１９歳の不慮の事故死の総数は４４７人、そのうち交通事故による子どもの死亡数を年齢別にみると、０歳（２人）、１～４歳（２０人）、５～９歳（２２人）、１０～１４歳（１３人）、１５～１９歳（１３３人）となっており、合計すると１９０人で、不慮の事故死の４２．５％を占めていました。

　不慮の事故死の中で、交通事故が占める割合を年齢層別にみると、０歳では３．４％、１～４歳では３５．１％、５～９歳では４４．９％、１０～１４歳では２４．５％、１５～１９歳では５７．８％となっており、年齢が上がると交通事故死が占める割合が高くなっていました。これらのデータは、２０１９年のデータとほぼ同じでした。

　今回はチャイルドシートのお話をします。チャイルドシートを使用していない場合は、適正に使用して

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