病床使用率　３県５０％超…助言機関「インフル　一部で増加」

投稿日 2022年11月18日 05:00:00 （医療総合）

　新型コロナウイルスの感染状況を評価する厚生労働省の助言機関は１７日、全国で感染拡大が続く中、「インフルエンザも一部の地域で増加傾向がみられる。同時流行に注意が必要」との見解をまとめた。病床使用率も全国的に増加傾向にあり、茨城、群馬、広島の３県では、政府の第８波対策案で知事が感染リスクの高い場所への外出自粛を要請できる水準の５０％を超えた。

　厚労省によると、全国の新型コロナの新規感染者数は、１６日までの１週間で前週の１・２４倍となった。山口県を除く４６都道府県で増加し、北海道では感染者数が過去最多を更新した。東北、中部地方などでも増加が目立っており、座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は「東高西低と言っていい。第７波の感染が少なかった所が増えているように見える」と述べた。

　内閣官房の１６日時点のまとめによると、病床使用率は、２９都道府県で３０％を超え、茨城県が５７％で最も高かった。沖縄県が１３％で最も低かった。

　一方、６日までの１週間に全国約５０００か所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、１か所当たり０・

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