ＡＩが投稿監視、コロナ感染者へのネット中傷減少…県「過度な恐怖心和らいだのでは」

投稿日 2023年1月22日 11:23:00 （医療総合）

　新型コロナウイルスの感染「第８波」が続く中、感染者らをインターネット上で 誹謗（ひぼう） 中傷する投稿が減少傾向にあることが、人工知能（ＡＩ）を活用した福井県の調査でわかった。県内の累計感染者は１８万人を超え、延べ人数では県民の４人に１人に相当。感染者への過度な攻撃の傾向が和らいでいるとみられる。（仁木翔大）

　２０２０年春の「第１波」では、ネット上で感染者や施設などへの誹謗中傷が相次いだ。県は同年、専門業者に委託する形で、自治体で初めてＡＩを用いた投稿の監視に乗り出した。ＳＮＳなどの投稿を対象に、地名や施設名など県関連の文言や表現を抽出。中傷や差別にあたるかＡＩが判断している。

　県によると、２０年３月から昨年１２月までの間に確認された不適切な投稿は４８３件。月別では「第１波」だった２０年４月の１０９件が最多で、デルタ株が猛威を振るった「第５波」の２１年８月（３４件）が続いた。

　オミクロン株の拡大が始

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