音をさがして＜４＞購入費　自治体が助成

投稿日 2023年1月25日 05:00:00 （医療総合）

　東京都港区に住む主婦Ｃ子さん（６２）は２０２２年夏、区内にある診療所の耳鼻科医を受診した。コロナ禍で皆がマスクをするようになって、耳が聞こえないことを実感した。「それまでは口元の動きで話の内容を推測していました」と、打ち明ける。

港区の公費助成で補聴器を購入したＣ子さん。耳にかけた補聴器は目立たない（東京ヒアリングケアセンター青山本店で）

　耳鼻科医は「補聴器をつけた方が良い。住所が港区なら公費助成がある」と勧めた。そこで区指定の補聴器販売店リストから「東京ヒアリングケアセンター青山本店」を選び、様々な補聴器を１か月間試した。受診した耳鼻科医も偶然、区指定の補聴器相談医だった。

　「目立たない耳あな型を買うつもりでしたが、お店の勧めで自分の声がこもらない耳かけ型にした」とＣ子さん。会話には支障がなくなり、現状には満足だ。

　区が補聴器購入の助成制

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