「金八先生」の脚本家、小山内美江子さん死去…９４歳

　「３年Ｂ組金八先生」などで知られた脚本家の小山内美江子（おさない・みえこ、本名・笹平美江子＝ささひら・みえこ）さんが２日、老衰で死去した。９４歳だった。告別式は近親者で済ませた。

脚本家の小山内美江子さん

　横浜市生まれ。１９６２年、ＮＨＫ「残りの幸福」でデビュー。武田鉄矢さん演じる熱血中学教師が活躍するＴＢＳ系の学園ドラマ「３年Ｂ組金八先生」は、７９年に放送が始まった。校内暴力や受験、中学生の妊娠など、学校や子供たちが抱える問題をあぶり出して社会現象になり、シリーズ化された。ほかにもＮＨＫの大河ドラマ「徳川家康」「翔ぶが如く」や連続テレビ小説「マー姉ちゃん」などを手がけた。

　ボランティア活動にも力を注ぎ、「ＪＨＰ・学校をつくる会」を設立し、カンボジアでの学校建設などに尽力した。教育に関する問題にも活発に発言していた。

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