夏の富士登山、子どもは高山病になりやすい…安全のためには山小屋泊を

　今年から入山料（山梨側）が必要になったことでも話題の富士山。私も高校生と小学生の子どもと一緒に挑みました。事前に筑波山（８７７メートル）などで登山を経験し、山登りの装備も整えて出発。それでも小学５年生の息子に高山病の症状が表れ、８合目の救護所でお世話になりました。この夏、子ども連れで高山に挑戦する方も多いと思います。子どもは大人よりも高山病になりやすい。その注意も含めてご報告します。

　吉田口から登り、ご来光を見たかったので山小屋で１泊の日程。初日は５合目（約２３００ｍ）で１時間ほど高所に順応させてから、宿泊予定だった７合目の山小屋まで登りました。早朝に見たご来光が照らし出す雲海は、あまりに美しい風景でした。私は４回目の富士登山でしたが、天候の影響もあり、きれいなご来光を見たのは初めて。過去には９合目まで登って天候不良のため下山した経験もあります。この登山では雨が一度もなく、休みを取りながら、子どもたちと一緒に無理なく頂上までたどり着くことができました。

　今回、子どもを連れていくにあたり、服装、登山靴、山小屋泊など、安全な富士登山に必要な準備をしていました。それでも体調の異常が起こった

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