広島市中区の診療所で塩素ガス発生、臨床工学技士の２人を容疑で書類送検…患者ら４７人が中毒に

投稿日 2025年2月20日 21:10:00 （医療総合）

　広島市中区の診療所で昨年９月、塩素ガスが発生して患者らが入院した事故で、広島県警広島中央署は２０日、いずれも診療所の臨床工学技士の女（４１）と男（５６）を業務上過失傷害の疑いで書類送検したと発表した。１９日付。

消防隊員らが駆けつけ、騒然となる診療所周辺（２０２４年９月２日、広島市中区で）

　発表によると、２人は昨年９月２日午前８時４５分頃、中区中島町の「中島土谷クリニック」で、人工透析装置を消毒するための次亜塩素酸ナトリウムをタンクに補充する際、誤って酢酸を混入して塩素ガスを発生させ、患者や職員ら４７人に塩素ガス中毒などの傷害を負わせた疑い。

　２人は容疑を認めているという。当日は女が一人で作業し、男は装置を安全に扱う責任者だった。ガス発生時、診療所には、患者や職員ら２７９人がいた。

Source: yomiドクター

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