「逮捕時点で動き出していれば」患者間殺人隠蔽巡り青森県議会常任委で追及…八戸市は検査態勢見直し検討意向

投稿日 2025年2月21日 16:08:00 （医療総合）

　青森県八戸市のみちのく記念病院の患者間殺人 隠蔽（いんぺい） 事件を受けて、２０日に開かれた県議会環境厚生常任委員会では、同病院への検査態勢や処分について県議からの質問が相次いだ。

青森県庁

　委員会では冒頭、県健康医療福祉部の守川義信部長が、臨時の立ち入り検査を１９日に八戸市と県が合同で行ったことを報告し「検査結果などを踏まえ、必要な対応を行う」とした。

　三橋一三県議（自民）は、入院患者の男性（当時７３歳）が相部屋の男（５９）（殺人罪で懲役１７年が確定）に殺害された事件が発生した２０２３年３月に「（男が）逮捕された時点で、この問題について県として動き出していれば、違った対応ができたのではないか」と述べた。

　男性の死亡診断書の医師署名欄に、認知症疑いなどで入院していた男性患者（当時８９歳、死亡）の氏名が、死因欄には「肺炎」と書かれていた。

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