ローマ教皇フランシスコ「最期の時間」…信者と触れ合い、看護師に「連れてきてくれてありがとう」

投稿日 2025年4月23日 10:46:00 （医療総合）

　【ローマ＝倉茂由美子】２１日に死去したローマ教皇フランシスコが過ごした「最期の時間」について、バチカン公式メディアが２２日、詳細を報じた。２０日にサンピエトロ広場で信者らと触れ合った場面を振り返り、教皇の最期の言葉の一つは、「私を広場に連れてきてくれてありがとう」との男性看護師に対する感謝の言葉だったという。

２０日、バチカンのサンピエトロ広場で発言する教皇フランシスコ（左から２人目）＝ロイター

　報道によると、看護師は２０２２年から教皇の医療助手を担当。今年２月に入院した際、また、その後の自宅療養期間も２４時間態勢で看護にあたった。

　最後に公の場に姿を見せた２０日の復活祭（イースター）では、教皇はサンピエトロ広場でのミサ終了後、車両に乗って約５万人が詰めかけた広場に現れ、退院後初めて信者らと接した。

　教皇自らが提案した信者へのサプライズだっ

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