［見栄晴さん］（上）ステージ４の下咽頭がんでも「死なない」と確信…治療中にがんよりショックだったこと

　タレントの見栄晴さん（５８）は２０２４年１月末に下咽頭がんが見つかったことを公表しました。がんが最も進行した段階とされるステージ４でしたが、抗がん剤と放射線による治療を経て、同年４月から仕事に復帰しています。見栄晴さんに、がんが見つかった経緯や治療に臨んだ心境などを聞きました。（聞き手・藤田勝、撮影・秋元和夫）

――下咽頭がん見つかって１年あまり。今の体調は？

　本当にいいですよ。がんが見つかる前と変わらないと言えば、変わらない。でもやっぱり少し変わっていますね。体の節々が何か痛くて、それが抗がん剤のせいなのか、年齢のせいなのか、寒さなのか、それがちょっとわからないです。

――１年前の今ごろ、ちょうど治療中でしたね。

　入退院を繰り返していて、２、３か月ほとんど運動しなかったので、そのつけが今来ているのかもしれないし、放射線治療の影響もあるのかもしれません。

　がんで闘病中の方々の記事やＳＮＳを見ると、抗がん剤の影響がこんなに強く出ることもあるんだなと思います。今は抗が

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