［スキャナー］ｉＰＳ医療、実用現実味…京大病院　パーキンソン病治験　体の動き改善、安全性も確認

投稿日 2025年4月17日 05:00:00 （医療総合）

　京都大病院によるｉＰＳ細胞（人工多能性幹細胞）から作った神経細胞をパーキンソン病の患者に移植する治験では、安全性とともに一定の効果も確認された。治療に使う細胞製品について年度内にも国に製造販売承認の申請が行われる見通しで、ｉＰＳ細胞医療の実用化が現実味を帯びてきた。（大阪本社編集委員　今津博文、医療部　松田祐哉）

自力で生活

脳の画像を示しながら説明する京都大ｉＰＳ細胞研究所の高橋淳所長（左）ら（京都市左京区の京都大病院で）＝川崎公太撮影

　「手術前、誰かに支えてもらわないと生活できなかった人が、だんだん改善し、自力でできるようになった」

　京大病院で開かれた記者会見で、治験責任医師の高橋良輔・特

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