防風林に突っ込んだ夜行バス、運転手は心臓死…乗車前の点呼では異常なし

　三重県御浜町の国道で大型夜行バスが道路脇の防風林に突っ込み、運転手１人が死亡、乗客２１人が病院に搬送された事故で、三重県警は２４日、司法解剖の結果、バスを運転していた橋爪悟司さん（５７）（埼玉県川越市）の死因は病死（心臓死）だったと発表した。県警は、橋爪さんが運転中に突発的に発症したとみて調べている。

国道脇の林に突っ込み、破損したバスの前部（２２日午後１１時１１分、三重県御浜町で）＝根岸詠子撮影

　事故は２２日午後８時半頃に発生。和歌山県那智勝浦町を出発し、さいたま市に向かう途中で、道路脇の木に衝突した。バスの運行会社「西武観光バス」（埼玉県所沢市）によると、橋爪さんに事故歴はなく、乗車前の点呼でも異常はなかったという。

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