花粉症を実感している小中学生、山梨県が全国最多の６７％

　山梨県内の小中学生の３人に２人が花粉症を実感していることが、ロート製薬（大阪市）の調査で分かった。調査は昨年１２月、小中学生の子どもを持つ全国の親１万４２３１人を対象にインターネットで実施した。

スギの花で赤茶色に染まる山肌（２０１９年２月２３日）

　自分の子どもが花粉症を実感しているか聞いたところ、山梨県は「花粉症と診断された」または「花粉症だと思う」と回答した人の割合が都道府県別で１位の６７．６％で、全国平均４８．０％を大きく上回った。

　症状を「目のかゆみ」や「鼻水・鼻づまり」など５項目、生活への影響を「睡眠」や「勉強」など５項目に分け、つらさや影響の大きさを１０段階で評価してもらって数値化した「花粉症つらさ指数」では、山梨県は岐阜県（４９．４ポイント）に次ぐ全国２位（４８．５ポイント）だった。全国平均は４４．１ポイント。

　また、花粉症を実感している小中学生にマスク着用など花粉症対策を施している親の割合は、山梨県は全国３位の７７．０％だった。全国平均は７０．２％。

　調査担当者は「花粉症実

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